土浮庵 完成

2018年7月19日(木)

一週間経てばたちまち草ボウボウの坂道。
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坂道途中の菜園。赤オクラとモロヘイヤを育てています。こっそりバジルも。
水やりを欠かしません。
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入口のアサガオ門。ここも草ボウボウだったので、きれいにする。
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アサガオのツルが一本だけ伸びている。ほかに四葉胡瓜も。
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土浮庵のロフト床を仕上げる。
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2種類のカーブした枝でロフトの床穴の縁兼手すりをつくる。
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正面壁の外側へも床板をはる。これだけでグンと広く感じる。
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床に開けた「アガリ口」(にじり口のつちのいえ的変奏)をロフトから見下ろす。
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アガリ口から上を見上げたところ。ロフトの床穴から竹製の屋根裏が見える。
柱には、柱材を切って梯子段とした木片を取り付けている。
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ロフトはとても居心地がいい。頑丈な構造の安心感。
何より床と屋根のあいだに開けたすきまから風が入り込み、屋根裏に空気の流れがたえず起きている。
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土浮庵のロフトからの眺め。夏らしい光景。

何はともあれ、前期中に予定していた土浮庵の完成までたどりついて、めでたいことです。

(井上記)







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# by plus-ap | 2018-07-19 23:36 | 土浮庵 | Trackback | Comments(0)

土浮庵〜透かし壁づくり(2)+つちのいえ修復

2018年7月12日(木)

豪雨(とおそらく地震)で柱がずれたつちのいえ母屋の修復。
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屋根の杖になる二股分かれの枝を高いところから入手する。
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屋根の梁になっている竹に丸太を挿し込むために、グラインダで丸太を削って細くします。
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丸太を竹に挿し込む。中に入った丸太は2m以上。竹の梁をがっしり補強します。
竹が比較的まっすぐだったので、割れることなく丸太を深く挿し込むことができました。
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丸太を竹に挿し込んだところ。
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四角い金属パイプを使って、ジャッキで梁をもちあげます。
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ジャッキアップして、もとの柱(右側)を吊り下げた状態。
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最初に切り出した二股の枝で屋根の梁を支え、そのあいだに束石を据え直し、柱を叩いてなんとか束石の上に載せました。
つちは落としたままです。
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しばらく来ないと夏草がぼうぼう。
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畑の整理。この辺りもおそらく水が滝のように流れたのでしょう。
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土浮庵は地震・大雨にもかかわらず、みな無事。透かし壁づくりに取り組む。
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円窓つきです。
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# by plus-ap | 2018-07-12 23:29 | 土の家プロジェクト | Trackback | Comments(0)

つちのいえ 西日本豪雨被害報告

2018年7月9日(月)

先週の西日本の記録的豪雨は、頑丈なつちのいえにも被害をもたらしました。
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東側の柱が束石からずれて、壁から半分遊離していました。
屋根にかかる相当量の雨のせいと思われます。
6月の大地震のときにすでにずれていた可能性もあります。
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束石も動いています。埋込んでいませんでした。
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同じく東側の内壁の柱部分にも亀裂が入っています。
壁がつながっていない端の部分に大きな力がかかったと思われます。
早急に南壁のような外科的補修が必要です。
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分厚い茅葺き屋根ですが、雨は上部10cmほど以外は全部浸透せず、大規模な雨漏りはまぬかれました。
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しかし、カンヴァスを再利用した屋根の部分は、茅葺きとのつなぎの部分から雨漏りがしていました。
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これはいつものことですが、掘り込んだ部分に下から水があがってきています。
これは外から吹き込んだのではなく、下から水が上ってくるもので、やがて引きます。
つちのいえの丘がいわば西山からの地下水の一時的な貯水タンクのような状態と考えられます。
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川のように水が流れたあと。

なお土浮庵は無事でした。

(井上記)


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# by plus-ap | 2018-07-09 23:04 | 土の家プロジェクト | Trackback | Comments(0)

土浮庵〜透かし壁づくり(1)

2018年6月28日(木)

[課題南壁の入り口のような空き部分に、なづけて「竹木舞現し(たけこまいあらわし)」という新手法で、「内部が透かし見える、しかしそこから入ることはできない」という透かし壁をつくることにしました。名前の通り、竹の組み編みを見せるものです。
そのためのデザインを考えて、次週にスケッチを持ってきてください。
デザインに当たってぜひ現地視察してください。奥に見える筋交いの有機的曲線、柱材や木材の直線、起伏ある土壁、光と影の階調など、美しい光の器になりつつある土浮庵が求めているものを期待します。]

というような課題に取り組み、出てきた案が、「縦方向に竹を渡し、まんなかに木の枝で縁取られた丸窓を空け、壁の上下も空ける」という案。

まずは井上が先週に入手してねかせておいた新しい竹を割る。
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今期の受講生は竹を割るのは初めての者が多いです。
長谷川先生と井上がはじめコツを伝授しますが、芸大生は上達が早く、まもなく飲み込みます。
でも細くまっすぐ割るのはなかなかむずかしい。
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つちのいえの丘の上にはツル性植物がいっぱいです。
透かし壁の円窓に合う曲がり方をした枝を手に入れます。
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竹木舞をとめる桟木も製材されたものではなく、丘の上の樹木から比較的まっすぐな枝の部分を切り取って使います。上は楠、下はシラカシ。
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真ん中の2本だけ割竹をつけてみました。
竹をビスどめする際は、下穴を空けないと割れてしまうので、注意。

(井上記)








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# by plus-ap | 2018-06-28 23:10 | 土浮庵 | Trackback | Comments(0)

土浮庵 壁塗りと生きものたち

2018年6月21日(木)
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いったいどこの国かというような植物の繁茂状態。つちのいえの丘は自然の生命力がみなぎっています。
梅雨入りしていますが、幸いこの日は雨もふらず、土練りと壁塗りの作業ができました。

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放置状態で崩れかけていた土ベンチの土を土浮庵の壁に再利用します。かたちは壊れても土は壊れません。よく練れば蘇ります。
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雨・風の当たりやすい西壁の外側は、土の配合や練り・塗りがまずく、土質がマダラでボロボロ。
上塗りすることにしました。

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土がつきにくい木部には、ドリル穴を空けたり、ビスを打ったりして、土がつきやすいよう工夫します。
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北壁の内側も、柱や桟の凹凸を和らげるべく上塗りします。
あちこちからもれる光がとてもきれいです。
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遊んでいるのではなく、水が浸透しにくい土塊を手でつぶしているところです。
湿った土を使うので、どうしてもこうした土塊ができてしまいます。
でも手でつぶすのは面白い。夢中になってしまいます。
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そうしていると、なんと土の中から百円玉が出てきました。
昭和60年製。銅のような赤みをおびて変色しています。
御守りにしようということになりました。
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土バチでしょうか。土を舐めています。土を集めて巣をつくろうとしています。
ナナフシが2匹。どこにいるかわかりますか?
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大きなカタツムリ。
ほかにもあちこちにムカデが。
夏のつちのいえは、生きものに包まれています。
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西壁外側がきれいになりました。
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土浮庵は美しい光の器。
起伏する土壁の表面をなでる光と影の戯れ、さまざまな線と形の響き合いに「音楽」さえ感じます。
光の音楽。
みなさんもぜひ見に来て下さい。肉眼でしか見えません。
完成まであと少し。

(井上記)




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# by plus-ap | 2018-06-21 23:50 | 土浮庵 | Trackback | Comments(0)


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