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6月のつちのいえ、茶庭班山本さんとの再会

2022年6月26日(日)
※最終編集7月24日(日)

晴れつつも全体的に曇り空。暑すぎずに風が吹くと心地よい気候です。
京芸のプレハブ小屋の中にある茶室を訪れてみました。誰もいないはずの茶室から鋸(のこぎり)の音がして、
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扉を開けると山本さん(修士1回生 工芸専攻漆工)が作業をしていらっしゃいました。
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「落掛(おとしがけ)」の奥にあたる天井(床天井(とこてんじょう))の部分を竹で貼ったところです。
(参考サイト:
 https://polaris-hs.jp/zisyo_syosai/otoshigake.html
 http://verdure.tyanoyu.net/toko_otosigake.html)
 参考図版:
 https://kirakuan.com/product/tokogamachi より引用)
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窓のアルミサッシが茶室に馴染まないので、半分に割った細い竹を取り付けて印象を調和させようと試みています。
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取り付け方に迷っていましたが、テープで固定し、上から畳テープを貼ることに決まったようです。
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乾燥した土壁の様子(茶室を入って右手の壁)。竹小舞の代わりに金網を貼っているので錆が表面にも出てきています。土は、以前塗り立てだった頃とは異なる印象でした。黒っぽく湿った質感だったものが、白っぽい灰色になっていて、乾いた土壁の表面を見てみると、粒子の揃ったきめ細かい土なのだと分かります。確かに、土塗りをした際は、とても粘性の高い土で運ぶ時に重たかったこと壁への食いつきが良かったことを覚えています。
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丸窓付近の壁の様子です。小柄な竹を半分に割って作られた竹小舞の凹凸が波打ったような造形をつくりだしていて、ほっこりした気持ちにさせます。
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丸窓の左手の土壁の側面は、綺麗に角度がつけられています。陶磁器の長谷川先生の手業だそうです。木製のサッシは摺り漆が施されています。
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これは、「腰貼(こしばり)」用の和紙です。茶室を訪れたお客さまの着物の裾が、壁に擦っても汚れないための工夫です。「腰貼」には、藍色や黒、深緑、グレーなどを用いて、正麩煮糊で接着するのが基本的な技法だそうですが、今回は、代用で木工ボンドを用いて接着するようです。和紙は、京都文化博物館に内設されている「楽紙館」で購入した紺色ものです。壁の下部に濃い青色が入る、貼り終わった内装の印象も楽しみです。
(「腰張」についての参考サイト:
https://osaka.fusuma.jp/koshibari.html
https://ameblo.jp/e9a1722/entry-12548021841.html
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作業の合間に山本さんが茶室の設備を教えてくださいました。中央の畳は開けることができて、冬になるとここが炉になるそうです。どの位置に座るお客さまも暖まるように中央に釜がおかれます。
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この茶室にあるのは電熱線の炉壇です。炭を模した意匠になっています。
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今はお部屋の隅にしまわれている炉縁です。先ほどの電熱線の炉壇を囲むように置かれます。
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6月の夏の時期は、風炉にします。お客さまと炭との距離を遠ざけることで快適な空間をつくり、おもてなしの心も表しています。
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山本さんの茶室づくりの作業は他にもたくさん。こちらは丸窓の外側ですが、合板の木の板で作られた土壁の下地は、ビスの先端が飛び出しています。
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危ないので、金属を切ることのできる鋸で切っています。
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取り付けた二材の板の接合部の板材も、角を鑿(のみ)で削って整えます。暑い中の作業ですのでどうか熱中症にお気を付けてほしいです。きちんと設えた茶室を見ることができる日が待ち遠しいです。
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こちらは芸大の丘上のツリーハウス。ドーム状の形がめきめき現れています。12等分程に割った竹でしょうか。およそ3センチ幅の長くてしなやかな竹が、木の枝や幹、竹同士で引っかかりあいながらこの形状を保っています。
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やや後方から見た形は楕円になっています。こちらの方が竹が持ちつ持たれつしている様子がうかがえます。中央の柱になっている木の幹と枝と、以前作られた廃材の板の床に加えて、太めの竹を床上に5本、地面から床へ向かって2本付け加えてこのドームを支えているようです。床は延長しているのでしょうか。4本の竹の先に大きな板材がのっています。
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のばされた脚立が、このツリーハウスの入り口に繋がっているようです。上ってみます。
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縄ばしごは今はもう使われていないみたいです。
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床を延長するように、または竹小舞の引っかかりを増やすように竹が配置されています。
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ドームを形成する竹材は、ゆったりと緩やかに弧を描いている部分もある一方で、材の端が集中していたり交差点でせめぎ合うようにしなったりして、反発力の強さが伝わってくる部分もあります。床はしっかりとしていて上にのっていても恐さはあまり感じられません。木の上で軽やかな風を感じます。
大きな黒い蜂さん(アブの可能性も。)の生活圏とも近いようで怒らせないように注意が必要になりそうです。
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そういえば、つちのいえの軒下の壁に埋め込まれている竹の円形の中に、蜂さんが土のようなものを運んでいました。
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他にも、穴作業の現場で水捌けのための泥搔きをしていたところ、何度も「邪魔するな。」というように蜂さんが飛んできました。(なので、今回の作業は中断してほとんど自然観察をすることになりました。)
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画像が見にくくて申し訳ありません。画面の下側に蜂さんの姿が見えるでしょうか。何度もどこかへ飛んで行ってはここへ帰ってくるようで、こちらの蜂さんも土のようなものを運んでいました。
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刺されるのが少し怖くなったので、穴の中にしばらくとどまることにしました。まるで防空壕です。
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穴の屋根がだんだんと崩れてきていますが、ちょうど穴の中から、壊れた屋根の穴を通じて蜂さんの活動を見守ることができました。それにしてもこの時期は、穴の中が室かサウナのようで、何もせずそこに立って居るだけでも体から汗がじわじわと溢れ続けていました。
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穴内部は湿度の他にも、人間がくらすには不都合なことがいくつか生じていました。例えば、竹で組んだ骨組みと、巻きつけた藁縄の間からカビが発生していたり、
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土の屋根と上に被せられたブルーシートの間を、かさかさかさっ……と足早に歩く音が聞こえたり(一瞬、長い触角のようなものを隙間から見かけたので、ゴキブリさんかな……、チャバネさんかな……などと推測)していました。
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穴が室のようになっていたのは、大矢先生かどなたかでしょうか、大雨対策でビニールシートを丁寧にかけてくださっていたからでした。ロープワークも勉強になります。
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次回の穴作業は、草刈りと水捌けの泥搔き、御座となる竹に紐を通すための穴をあけることです。夏場の湿気や作業者のふるまいからして現在の穴は、演奏ホールからはやや遠ざかりつつあるのですが、また冬が来るころまでに、穴の空間について、過去の活動や記録をもう一度振り返って構想してみたいと思います。
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畑班の様子も帰り際にちらりと見ました。トマトとサツマイモ、元気に育っているみたいです。
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これは、育っている野菜なのでしょうか雑草なのでしょうか。(どなたか教えていただければ幸いです。)
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つちのいえまでの経路(丘の斜面)は春に草刈りした地面を覆い隠すように、草花がのびのびとしていました。7月に井上先生がお1人で(?)草刈りしてくださったようで、本当にありがたいです。
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蝉の声が響き渡り、蜜を集めたり土を運んだりする蜂さんも飛び交い、夏の盛りのつちのいえです。つちのいえの各班の皆さん熱中症にお気をつけて活動を持続させてほしいなと思います。

酒井 記(必要であれば今年か来年の秋から冬ごろに屋根の補修作業ができたらと思います。

# by plus-ap | 2022-07-24 10:45 | 土の家プロジェクト | Trackback | Comments(0)

まれびと来訪

2022年7月18日(月・祝)

この日は豪華なゲスト/まれびとが3名、つちのいえを来訪され、祝日でもあったので井上が対応しました。
来られたのは、琴の奏者で京芸の伝統音楽研究センターにも関わられている中川佳代子先生、女性初の尾高賞(現代音楽の作曲家に与えられる高名な賞)受賞者で国内外で活躍しておられる作曲家の藤家渓子先生、佐々木能衣装のご次男で自身は能面師(面打)でもあられる佐々木光夫先生。
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中川先生(左奥、以下さんづけ)は、2019年に井上が作曲家の藤枝守氏・美術家の稲垣智子氏とコラボレーションした「発酵をよむ」展のときに、高津神社で和琴を演奏して下さり、以来、懇意にしています。

藤家先生(以下さんづけ)は、京芸近くの樫原ご出身で、学ばれたのは東京芸大。音楽界では知られた方ですが、2020年からなんとブルキナファソに移住し、現地の伝統音楽の奏者(グリオ)といっしょにオリジナルな「オペラ」をつくるという冒険的な活動をしておられます(→クラウドファウンディング「アフリカの新しいオペラ」)。
今回は一時帰国中で、9月半ばにはブルキナに戻られるそうです。
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(*藤家さんからいただいたCDのジャケット。何度も繰り返し聴いています。最高。)

アフリカの最貧国の一つであるブルキナファソには、国際工芸見本市(SIAO)という国をあげてのイベントがあり、2012年に井上も現地の大使館の要請で、完成まもない「日本館」でつちのいえプロジェクトを紹介することをしました(『つちのいえ2008-2021』p.116-119)。

今年のSIAOに関して大使館から相談を受けた藤家さんは、演奏だけでなく、日本文化紹介のために、佐々木光夫先生(以下さんづけ)の能衣装と能面を展示することを提案されました。大使館は賛同しましたが、資金その他、SIAOの準備や設営のフォローの面で不安があり、井上に聞きに来られたのです。

ご存知のように、日本は建物や道路建設などハード面では資金を出して自国をアピールしますが、文化交流などソフト面の予算は乏しく、大使館にもノウハウが蓄積されていません。井上が行ったときも、輸送費・旅費・滞在費は出ず、展示に必要な道具や機材も大使館にはありませんでした。それで資金は科研費を使い、キャリーケースに展示物や機材・道具を詰め込んで行ったのです。数年経った現在、外務省や大使館の姿勢に改善は見られるでしょうか。

そうした不安とは別に、3人の先生方はみな基本的にアーティストなので、つちのいえに興味津々。まずからだが動いてしまう方々で、質問も素材や技術など具体的です。
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将来音を出す?予定の酒井楓さんの『穴』が向き合う野外ステージを案内。

ここは40年間音楽学部に使われないまま移転を迎えそうだと伝えると、ワガドゥグ(ブルキナファソの首都)にある草の生えたコンサート会場に似ていると藤家さん。
このステージの別な見方や可能性を示唆して下さいました。

そもそも不使用の理由は近所から苦情があったためと聞きましたが、かつて芸大は近隣住民のみなさんとどうコミュニケーションしたのでしょうか?
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草を刈ったもののイバラが残っていて、手をけがされた中川さん。それでも一番乗りでツリーハウスに上られます。
こんな野性的な(子供っぽい)琴の奏者は初めて見ました。
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巣か繭を思わせるツリーハウスは見た目より頑丈で安定していました。眺めもいい。
こんなところに上った能面師の先生を見るのも初めて。

来年、京芸が移転するまでに、異なるジャンルのクリエイターがみな童心に帰るつちのいえの丘で、何か原始的で実験的な演奏会や展覧会ができないでしょうか? >つちのいえのみなさん

つちのいえの前身になった大枝アートプロジェクト/アクアプロジェクト(2005年)では、芸大裏の神宮池に舞台をつくって,手づくり筏の上で能楽師の金春康之さんに「葵上」を謡っていただきました。水を芸術の理想とする「京芸=@KCUA」のコンセプトが生まれたのもこのときでした。
そして移転先は鴨川のもと河原で氾濫原。キャンパスの中を高瀬川が流れるのです。

古今東西、美術も音楽も伝統芸能も、異界とつながるマイノリティ=河原者の仕事であることに変わりありません。
つちのいえメンバーがよくバイトしていたCafe FLOOKで、まれびと3名と井上はそんな話で盛り上がりました。

帰り際、長谷川直人先生とも学内でばったり会えました。

(井上記)


# by plus-ap | 2022-07-19 18:17 | 土の家プロジェクト | Trackback | Comments(0)

草刈り

2022年7月17日(日)

翌日(18日)、ゲストを迎えることになったので、草刈りをしました。
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草刈りの道具は鎌に加えて、井上明彦がマレーシアの先住民オラン・アスリを訪ねたときに見つけたPanang(パナン)という道具。
森に住むオラン・アスリは、このオノ兼カマ兼ノコギリ兼カンナの道具一つで、木を切り出して加工し、家をつくることまでします。先の曲がりは木や草を引っかけるのに役立ちます。
日本はノコ文化ですが、道具の使用とメンテナンスの分業が必要になるノコ文化以前は、使用もメンテもひとつになったオノ文化でした。原始的に見えるオノ文化の方が普遍的だったのです。
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こんなふうに引っかけておくこともできます。
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ツリーハウスができていました。
ブログを更新してくれていた酒井楓さんが卒業したので、つちのいえの作業の進行具合が外からはわからなくなっています。
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案の定、下から上がってくる道はジャングル化しています。
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パナンで切り開きました。
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土浮庵の屋根に横の樹木が覆いかぶさり、蔓がはい上がっていたので、枝ごと切り落としました。
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見通しをよくしました。

30分ほどの作業だったので、多少道を通りやすくした程度です。この夏また丘はジャングル化するでしょう。

(井上記)






# by plus-ap | 2022-07-17 23:24 | 土の家プロジェクト | Trackback | Comments(0)

つちのいえのwebsiteを整理しました。

2022年6月30日

京都・大阪のユニークな書店で『つちのいえ 2008-2021』の取り扱いが始まりました。
公立図書館や美術系大学図書館への寄贈も第一段階を終えたので、つちのいえのウェブサイトを整理しました。
『つちのいえ 2008-2021』の紹介、地図やパンフレット、関連レポートやテキスト、このブログへのリンクなどもあります。

HTMLとCSSでの手づくりなので、スマホ対応などレスポンシヴwebデザインにはまだなっていませんが、そのうちに。
井上記


# by plus-ap | 2022-06-30 15:40 | 土の家プロジェクト | Trackback | Comments(0)

つちのいえ訪問

2022年5月28日(土)

土曜日晴れたので、人気の少ない京芸を訪れました。こんにちは。
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茶庭の様子です。(何処にもピントが合っていない画像ですがお許しください。)
均等の幅の竹の小舞で作られた小さな門、その横を通りぬけると、以前来た時と同じように綺麗なお庭がありました。今は新緑が映えるようです。
訪れた瞬間に心が清らかになりました。いつか作業中の高橋さんとお会いできたら嬉しいなと思っています。

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ダメもとで開けてみたプレハブ小屋ですが、簡単に扉が開きました。失礼します。
夕方18時ごろでしたが、円形の窓から光が差し込んで土壁を照らしていました。
土壁は粒子の集まりなので、木材や竹の縦方向の質感とは異なるようですが、以前よりもお部屋が広くなったように感じました。
静かな落ち着く空間です。
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お茶道具の釜や花籠をきちんと設えていることも作用していると思います。
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場所はループして、穴(ホール)前です。草刈りと人の行き交いで通りやすくなっている、つちのいえ周辺と畑班の小道に比べ、こちらは草花がのびのび生い茂っています。今回は雑草取りをしましたが、また別の時間に図鑑を片手に草花の名前を知るのも愉しいだろうなと思います。

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5月はじめに敷いたバラスですが、20日経過した今は無事に土の床を馴らしてくれているようです。
(一昨年、つちのいえの丘の裏口にバラスが6袋も置いてあって、井上先生がホームセンターから調達してくださっていました。)
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穴から丘を上って、つちのいえの軒下にあるまだ使えそうな竹を切りました。

穴は、丘の斜面を直接掘った竪穴住居のようなつくりなので床下浸水が自然に起きてしまいます。6袋のバラスを敷いてもびしゃびしゃになるようであれば、校内で石集めをして敷く石を増やすか、今の石層の上にまきすのような敷物を竹で作ろうかと思っていました。しかし、小石を敷いた床の景観に愛着がわきつつあるので、巻いて折り畳みできるやや小さな竹ござ(現代でよく見かけるお風呂のふたのような形状のもの)を作ろうかと思います。160㎝×130㎝が出来上がり寸法です。
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昨年、木の上に床を構築したツリーハウス班の仕事が(引き継がれて?)再開しているようです。以前は木の幹に寄りかかるような半ドーム状の屋根が出来そうでしたが、今日来てみたら、木の上に球体を想起させる竹の骨組みが施されていました。鳥の巣のようでもあります。構想を知らないので、どのように形が変化していくのか楽しみです。
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畑班も再開しているようです。大矢先生から、サツマイモとスイカとトマトを植えたとお聞きしました。サツマイモでしょうか、夏バテ気味かうまく育っていない様子でしょうか。(連作障害…?)野菜の形は神秘だと思うので、太陽と雨とつちのいえの活動で今年も無事育ってくれたら嬉しいです。
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畑班の小道を挟んだ隣の空き場所(畑班の予備スペース)には、天然の木苺が生えていました。中にイモムシやアリがいなければ人間も食べることができます。
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つちのいえの丘を下りて、京芸の池の横を通りかかると木陰に存在感のあるハニワが。確か、5年以上前の染織の卒業生がハニワを制作して池に埋めたとお聞きしました。(名前は、はなこだったような気がします。よしこでした。よしこの夫もいた気がしますがよく知らないので機会があればどなたか詳細を教えてください。)

ここで、つちのいえの丘の入り口のことも思い出しました。丘の入り口のアーチが壊れかけています。つちのいえの現役生もしくは卒業生や先生方、お手すきの際にアーチをなおしていただけると助かります。

もうすぐ梅雨入りですが、各々のペースで前向きに頑張りたいですね。

酒井 記









# by plus-ap | 2022-05-29 14:07 | 土の家プロジェクト | Trackback | Comments(1)


つちのいえプロジェクト活動記録


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