1月26日(木）午後、つちのいえのお披露目準備2日目。
芸大作品展は、2月8日(水)〜12日(日)、芸大キャンパス内と京都市美術館で同時に開かれる。
去年に続いて、そのときにつちのいえもお披露目しようというわけ。

凍てつくように風が冷たい。
水場のホースにきれいなつららができていた。

先週は雨で中を掃除する以外、たいしたことができなかった。

本日は、懸案だった階段づくりに取り組む。

つちのいえは、芸大造成以前の原地形を残す音楽棟の裏山のうえにある。

坂がけっこう急なので、お年寄りにはあがりにくい。

美術評論家の故中原祐介先生が来られたとき、小清水漸先生が杖をつくって手を引いて上られたそうだ。

それでただ段をつけるだけでなく、杭打ちと土留めをして、本格的とまではいかないまでも、けっこうちゃんとした階段づくりに取り組んだ。

学生たちから「階段っておもしろい」と声があがる。
そう、階段は、造形的・人類学的・哲学的、いろんな意味で面白い。

いつも泥だらけだった「室内」がきれいに掃除され、はじめて憩いの場がもたれた。
おやつは、甘酒（川端明日香提供）と、宇宙菓子（佐藤悦子提供）。
つちのいえの将来の使い方にも話が広がる。
モンゴルに青年海外協力隊で赴任していた陶磁器専攻出身の宇野君がやってきた。
長谷川直人先生と久しぶりの師弟対面。
つちのいえが、モンゴルにも、アフリカにも、そして人類のモノづくりの歴史全域につながっていきますように。
ベンチもきれいになりました。
今回、はじめてつちのいえを作品展示の実験に使います。
作品搬入は2月6日午後。
作品は小品でも旧作でも可。
旧メンバーのみなさんもぜひ参加してください。

（井上記）