カテゴリ:素材と道具( 9 )

真夜中のソリ作り

版築用真土、土嚢袋にして約50袋。

腰を痛めることは日本画にとって意外に致命傷なので、
これを回避するべく運搬ソリを作成しました。
以前採取した長い竹をレールに、土嚢を乗せてソリを数人で引っ張れます。

ソリには金属ワイヤーフックを装着。
ささくれが危ないので、養成テープでコーティング。
この先にロープを通して綱引き。

e0156224_1272114.jpg

と、思っていたが、頑丈に作りすぎてソリ自体が相当な重さになってしまう。
今回は失敗作かもしれない。

改良が必要。
柱材をレールに、コロを付けて台車にしようか。
@富元秀俊
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by plus-ap | 2009-07-16 01:31 | 素材と道具 | Trackback | Comments(0)

タタキ修理

壊れてしまったタタキを修理しました。

e0156224_2361635.jpg

柄には前回より固い木を使用して、
更に補強を施したので、今度は折れないだろう。

でも無理な扱いはご勘弁。

@富元秀俊
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by plus-ap | 2009-07-12 23:06 | 素材と道具 | Trackback | Comments(1)

真昼間のタタキ作り

今日は版築用に改良PLUSタタキを制作しました。

まず、枕木を拾ってきて
中央にノミで四角い穴を開けます。
最近だんだんとノミが欠けてきているのですが、
それでもまだ良く切れます。
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四角い穴を囲むように硬い木で補強を施し、
次に柄になる木の角を小刀で落としていく。
うまく切れない・・・。
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アトリエ棟4Fは富元、上坂によって作業場化。
電動工具にノミ、ノコギリ
休日だからできる騒音活動。
e0156224_126367.jpg

柄と枕木を合体させて、ロゴマークを入れて改良タタキの完成。
なかなか強力な感じです。
e0156224_1274936.jpg

すべて廃材のみで完成です。

明日は井上先生の怪力の前にへし折れてしまった
タタキ1作目を修理しよう。
@富元秀俊
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by plus-ap | 2009-07-12 01:30 | 素材と道具 | Trackback | Comments(0)

真夜中の杭作り

月曜日に行う、版築の基礎作りのための準備として、
杭を25本制作しました。

サイズは3.5*3.5*85cm
ちょっとひ弱だろうか・・・。
一応数で勝負と思い、数量を2倍、長さを1.5倍にして作ってあります。

作り直しにならないよう祈るばかり。

作り出すと手が止まらず、気が付くと日付が変わっていました。
こういう制作は楽しいです。
e0156224_1102861.jpg

この勢いに乗って、
明日明後日はタタキなどの道具を制作・修理しよう。
良い枕木を見つけたので、きっと良いタタキができるはず。

今日メンバーの上坂と、竹レールの土搬入路についても話合ったので、
それもダメもと、一度試してみたい。

@富元秀俊
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by plus-ap | 2009-07-11 01:19 | 素材と道具 | Trackback | Comments(2)

番外編/道具コラム

新規メンバーは増えましたが、メンバーが使用する道具の数はかわりません。
Plusは現在いちじるしい道具不足の真っ只中です。

道具不足を解消するため、富元1人で大阪難波の道具屋街に行ってきました。
今日行ったのは、以前富元がノミを購入した名も無い大工道具店。
店名はあるんでしょうが、看板すらでていません。
e0156224_224722100.jpg

店中ぎっしり道具で埋め尽くされた店内は、今の日本では見られなくなった風景。

道具に関しては素人なので、毎回店主のお爺さんの説明を受けるのですが、
今回は店先で見つけた折りたたみ式ノコギリについて質問しました。
なんとこのノコギリ、値段が350円と激安なのです。
e0156224_2333214.jpg

値段は安いけど本当に切れるのかと尋ねると、
「あほゆうな、元は良い品や。よう切れる。」と自信たっぷりに返される。
安い理由を聞くと、
最近は廃業する金物店が多く、そういった店から安くで引き受けているそうです。
残念なお話ですが、学生には嬉しい話でもあります。

ノコギリを購入し、試し切りをしてみましたが
本当によく切れました!!

新規メンバーも道具をそろえてみてはどうでしょうか?
自分の道具を持つと、作業が一気に楽しくなります。

*参考価格:ノコギリ150円~/ノミ 800円~
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by plus-ap | 2009-04-11 23:10 | 素材と道具 | Trackback | Comments(0)

自然塗装と昔の人の知恵

年明けには一度訪ねたいと思っている京都の油屋があります。
山中油店といい、創業200年の老舗です。

油には建築や絵画に良い特性が沢山あります。

絵画に特性を見ると、絵の具の定着材として使用し顔料の発色や保存性を高めます。
古来日本美術・日本画やシルクロードの洞窟壁画に使用形跡がみられます。

生活に特性を見ると、昔の人々は美濃紙に桐油を塗布して防水紙「油紙」にし、
雨具や防寒具、堤燈、荷造り紙として使用したそうです。
(京都芸大の彫刻棟にある小屋の障子は雨でふやけていますが、油紙にすればふやけないのに。)

建築に特性を見ると、まさに多種多様で一番分かりやすいのはベンガラなどの塗料の定着材として。
他には古い家屋に見られるなんとも言えない深い光沢、これも油を塗って磨き上げたもの。
油を塗ることで、防水性・防虫性・耐久性・色の深みが向上するそうです。
昔の人は家が完成してから油を塗り磨きあげることで、家を完成の状態よりも更に良くしてきました。

山中油店さんのブログによると、
竹にも防水効果、艶出しの加工ができるそうです。
ブログ内の写真を伺う限りでも、その違いは歴然。


峠の茶屋も屋外に立つ建物。日本の伝統的な防水技術を取り入れてみてはどうだろうか。
例えば、丸窓をあける部分は普段は「穴」となって雨と風が入ってくるが、油紙の窓を設置すればそれを防げるかもしれない。
外側に露出する竹や、大原野神社の立派な廃材も、油を塗ることで艶と深みが増すでしょう。

一つの案としてブログに記載しておきます。

特に山中油店さんのブログや、
山中油店さんのHP、建築工芸用油のコンテンツから見れる、建築油、自然塗装のお話は一度目を通して損は無いと思います。

(日本画 富元)
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by plus-ap | 2008-12-26 20:06 | 素材と道具 | Trackback | Comments(0)

番外編 つちのえのぐ

先の記事の秋野不矩さんはインドの土で絵を描いたといいます。

Plusが日干しレンガ作りに使用している大枝の赤土からも、
絵の具を製造してみました。
いわゆる土絵の具というものです。

通常は土を採取して粉末化して完成なのですが、
今回は製法にこだわり、
土採取⇒煮沸殺菌⇒乾燥⇒粒子分け⇒粉末化⇒水干精製⇒洗浄⇒乾燥
と、ちょっと手間をかけて製造しました。

完成品 「赤金色(あかがねいろ)」
e0156224_2013439.jpg

これを粉末にして膠で着色します。

土の美しいところだけを抜き取った純つちえのぐ。
つちいろですがとても綺麗です。

300円くらいのすり鉢一つで作れるので、自然カラーを作ってみませんか?

こういった試みはご近所の京都大学の方々がワークショップでおこなっているそうで、
規模も大きく色数も豊富でとても羨ましいです。⇒こちら
(富元)
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by plus-ap | 2008-11-28 20:23 | 素材と道具 | Trackback | Comments(0)

道具製作

並木道中央公園の見学を終えて、Plusでも道具を製作することにする。

道具がよければ、制作の効率も良くなり、仕上げの決まり方、
モチベーションも向上する。
芸大では学祭が終了し、廃材の宝庫となっているので、
今回は芸大の廃材オンリーで道具製作を試みた。
e0156224_2025589.jpg
「Plus版たたき」
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「Plus版ふるい」
ふるいの製作中に富元の電動ドリルが故障し、途中で終了する。
明日、メンバーにドリルを借りて完成させたい。
完成後、本命のプレス機の製作に移る。

学祭の解体作業中、パレットを解体しているグループがいたので、
話しかけてパレットを全部いただけた。
用途は未定ですが、茶屋の床材、版築の補助などきっと役に立つはず!
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「パレット」
(富元)
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by plus-ap | 2008-11-04 20:35 | 素材と道具 | Trackback | Comments(0)

灰屋見学会~道具編~

並木道中央公園で学んだ建築道具をまとめる。
e0156224_21534213.jpg
「ふるい」
土の粒子を分けるふるい。
表面仕上げを美しくし、大きな石を省くことができそうだ。
レンガ造りは手を切ることが多いが、これで手の怪我も減るんじゃないだろうか。

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「たたき」
土を平らにしたりレンガを形成する道具。
実際叩いてみると、ただ板で叩く以上の力が対象に伝わる。
より強く土を固めることができそう。

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「プレス機」
建築士の畑中さんが口頭で仰っていた道具。
丸太の重みで地面をプレスするできる。
土の家設置場所の基礎作りに活躍しそうだ。

e0156224_22213140.jpg
「左官道具」
おまけに。久住さんのプロの左官道具。
この道具から美しい仕上げが生み出される。(富元)
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by plus-ap | 2008-11-03 22:22 | 素材と道具 | Trackback | Comments(0)


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